長方体。握りやすいグリップ形状を追求した、SINANOが辿り着いた解答。
不動の人気を誇るグリップPG44-Wの設計思想は、日本刀の柄や金槌の柄のように
古来より誰しもが無意識のうちに認めていた、長方体で方向性のある握り形状に基づいています。
人体工学的にも最適なこの形状に加え、90余年スキーポール製作に携わり日本のスキーヤーの手や滑りを研究し続けた結果産まれたのが、このPG44-Wなのです。
スタンダートにして最も理に適ったグリップPG44-Wは、スキーヤーにとって最高のパートナーになることを約束します。
衝撃に耐える剛性。#7075アルミ
スタート時の激しい衝撃にも耐えうる剛性は、競技系のポールに求められる必須条件です。
GS-Rに採用されているアルミは「#7075」。別名は
超々ジェラルミンとも呼ばれる高い強度を誇るアルミです。
その強度は中級初級のポール等にも使われるアルミ(#6061)のおよそ1.5倍にあたります。
堅すぎる金属は逆に脆くなり、割れやすくなります。
#7075は十分な強度を確保しつつ、「粘り」と呼ばれる柔軟性があり、安心です。
#7075は粘りと強度が調和したスキーポールに適した素材なのです。
こうした特性を持つ#7075は、熱処理という行程を経てできあがります。
SINANOの厳格な品質管理のもとに作られた#7075は、競技におけるスキーヤーの頼もしい相棒になるでしょう。
バスケット下に見る、スピードを殺さない工夫
SL-Rのバスケット下は他のポールのそれより短く設計されています(
ダックス仕様)。
これは、突いたポールを雪面から抜く時に、アイスから抜けやすくするためです(長いとアイスにひっかかり、タイムロスを起こす)。
スロープがほぼ氷状態になる競技系だからこそ、最大限にその意図が発揮される、
これがダックス仕様です。
ストラップに感じる違和感を極限まで改善。
ポールワークを重要視するスキーヤーであれば、ギアやグッズからくる違和感をなくし、自然な状態を求めるはずです。
PS-NO(大)は、ストラップにバックル調節機能を持たせることで、
ストレスのない位置にバックルを移動させることができます。
PS-NO(大)は握り込む部分の幅を狭くなっており、グリップを握る際にストラップが邪魔にならない仕様です。
握り込む部分以外の幅は広めの設計なので、従来のように甲でストラップをしっかり受け止められます。