最近つまずきやすいのはサインかも。 介護二次予防で考えたい歩行の安定性

「最近、少しつまずきやすくなったかも」「前より長く歩くのが不安になってきた」
――そんな変化を感じることはありませんか?
こうしたサインは、まだ介護が必要というわけではなくても、歩き方や外出習慣を見直すきっかけになることがあります。

前回のコンテンツ「シニア世代が知っておきたい、ウォーキングという介護予防の取り組み」では、介護一次予防の考え方として、まだ元気に歩けるシニア世代の方に向けた運動習慣をご紹介しました。
一方で、最近つまずきやすくなったり、長く歩くことに少し不安を感じたりする場合は、歩行の安定性を意識した介護二次予防の視点が大切になってきます。
この記事では、歩くことへの不安を減らしながら、外出や歩行を無理なく続けるための考え方と、2本杖という選択肢についてご紹介します。

介護二次予防を始めるタイミングは?

介護予防 一次予防 いつから 運動

介護予防とは、要介護状態になることを防いだり、できるだけ遅らせたりするための 取り組みです。二次予防の考え方では、「少し気になる変化があるからこそ、早めに気づき、早めに対応する」ことが大切とされています。元気なうちから続ける一次予防に対し、二次予防は、心身の機能低下が始まった段階で、改善や悪化防止を目指して対策、支援する段階にあたります。
参考:厚生労働省「第 1章 介護予防について」https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1_01.pdf

まだ日常生活は送れていても、以前より足元が気になる、外出が少しおっくうになってきた、長く歩くと疲れやすい、といった変化があるなら、これまでと同じ感覚で歩き続けるだけではなく、歩行の安定性を見直すことが大切です。

つまずきやふらつきのサイン

つまずきやふらつきは、はっきりした痛みやけががなくても、歩行の変化に気づくきっかけになります。
たとえば、こんなことはありませんか?

  • ちょっとした段差でつまずきそうになる
  • 坂道や階段が前より気になる
  • 長く歩くと足元が不安定になる
  • 歩くスピードが以前より遅くなった気がする
  • 外出回数が少しずつ減ってきた
  • 杖はまだ抵抗があるが、歩くときの安定感は欲しい

実際に、加齢に伴って歩行機能は少しずつ変化しやすくなることが知られています。
国立長寿医療研究センターの長期縦断研究(NILS-LSA)でも、通常歩行速度は年齢が上がるほど低下する傾向がみられます。歩くスピードの変化は、自分では気づきにくいこともありますが、つまずきやふらつき、外出のおっくうさといった感覚とあわせて、歩行の安定性を見直すきっかけになります。

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参考:厚生労働省「図表1-2-5 国立長寿医療研究センター長期縦断研究(NILS-LSA)による通常歩行速度の10年間の変化(コホート差)」https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-02-05.html

一般に筋肉量は40歳代から低下が始まり、80歳までに30〜40%低下するとされており、筋線維の萎縮や筋線維数の減少がその背景にあると考えられています。

こうした変化は、すぐに介護が必要という意味ではありません。ですが、以前との違いを少しでも感じ始めたときは、歩き方や外出習慣を見直すタイミングと捉えられます。

歩行の安定性は生活の質の維持につながる

歩くことに少し不安が出てきたときに大切なのは、無理に歩く距離や運動量を増やすことではありません。
まず意識したいのは、安心して歩ける状態を保つことです。

つまずきやふらつきを放置すると、「危ないかもしれない」「人に迷惑をかけるかもしれない」という不安から外出機会が減りやすくなります。その結果、歩く力が落ち、さらに歩くことが不安になるという流れに入りやすくなってしまいます。

一方で、歩行の安定性が保たれると、外出への抵抗感が和らぎます。そうすると、買い物、散歩、通院、ちょっとした用事など、日常の中で歩く機会を保つことができ、活動量の維持にもつながります。

不安を放置した場合

  1. つまずき・ふらつきが気になる
  2. 外出がおっくうになる
  3. 活動量が減る
  4. 歩く力が低下する
  5. さらに歩くことが不安になる

歩く習慣を続けた場合

  1. 2本杖で安心して歩ける
  2. 外出しやすくなる
  3. 日常の歩行機会を保てる
  4. 活動量を維持しやすい
  5. 生活の質の維持につながる

歩行の安定性は、単に転ばないためだけでなく、生活の質の維持外出の習慣を保つためにも大切なことなのです。

歩く不安を支える2本杖の役割

歩行の安定性を高めたい方にとって、取り入れやすい選択肢のひとつが2本杖です。
シナノの2本杖は、ご高齢の方にも安心して使っていただけるウォーキングポールです。2本杖が二次予防に向いているのは、歩行時の安定感を高めながら、体への負担を分散しやすいからです。
具体的には、次のようなメリットがあります。

ウォーキングポールの効果

●姿勢改善
ポールを持って歩くと自然と背筋が伸び、左右のバランスのとれた美しい歩行姿勢に!

●ダイエット
通常のウォーキングよりエネルギー消費量が平均して約8〜15%アップ!

●筋力アップ
3ヶ月間ポールを持って歩くと、脚筋力が平均して約1.2倍アップ!

※長野県次世代ヘルスケア産業協議会「健康」×「ものづくり」分科会事業
「ポールdeアクティブ ウォーキング」パンフレットより引用

二次予防では、外出をやめないこと自体が大切なので、歩行を支える道具を使うことは非常に前向きな行動なんです。

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